デーククラフトでカスタマイズするマシンは、スタイルよりもまずは走行性能を上げることに注意します。それは単純にパワーを上げるとかではなく、長く愛車のコンディションをキープでき、いつも気兼ねなく思い切り走れるようにモディファイするということです。折角の愛車ですから、季節を問わず遠くまで、あるときはサーキット走行すらもこなせるマシンであってほしい。それがわれわれの願いです。
デーククラフト開業当初製作したRZ250を、エンジンOHを中心にリフレッシュしました。電子制御満載の最新SSとは対極をなす、何のデバイスも持たないシンプルな構成ながら軽量コンパクトで2サイクルらしいエンジン特性のRZは、腕に覚えのあるベテランライダーならば、排気量のカテゴリーを超えた走りを可能にします。
デーククラフトがオープン間もない頃に製作して以来、少しずつモディファイを重ねてきたFZ750レーサーです。XJR1200レーサーと共に、デーククラフトレーシングのサンデーレース活動を引っ張ってきた1台を紹介します。
デーククラフトレーシング・サンデーレース活動の主力マシンXJRレーサーです。XJRカスタムのテストマシンでもありますので、お客様のマシンに転用可能なベーシックな改造をメインにセットアップを進めています。
トライアンフのミドルスーパースポーツDaytona675をサンデーレーサーに仕上げました。各部はST600仕様に準じますのでもちろん選手権レースにも参加可能です。外装はマットブラックをベースに、チェッカパターンとブルーのラインをワンポイントに使い、SSマシンとしては珍しいパターンのカラーリングになっています。
この車両はずいぶん前に製作したものですが、街乗り・レース兼用というある意味サンデーレースのあるべき姿を追求した1台です。いつでも街乗りに戻せるように、フレームやワイヤーハーネスなどには手を加えず、レースレギュレーションをクリアした上で、普段のメンテが容易なように考慮して製作しました。
2013年の九州ロードレース選手権で井上拓海(17歳)が駆るYZF-R6・ST600仕様です。昨年のJ-GP3(NSF250R)からマシンを変更、九州ロードでマシンに慣れながら、夏の鈴鹿4時間耐久オートバイレースを目指します。
コンセプトは『大きなスーパーカブ』ライダーを完璧にプロテクトする巨大なカウルを取り払い、近所の買い物からロングツーリングまでこなせる『道具を極めた1台』、そんな日常使いの出来る実用バイクを目指しましたが、果たして出来上がったマシンは店主の想像を超えたFUN to RIDEな1台に仕上がりました。