還暦に赤いバイクを買いました⑥

ひと通り整備を終えて特に問題なく走るようになったので、今度は細部の気になるところを手直ししながら距離を伸ばしています。DUCATIはデーククラフト開業当初916系をサンデーレースで走らせるお客様が沢山いたので、それなりに触ってきましたが、いずれもレース仕様車で試乗するわけにもいかないので、細かいところまでは理解できていませんでした。自分で所有してみると、予想に反してきちんと整備すればそれほど気難しいバイクじゃないなぁというのが正直な感想です。

 

ただそれでも国産車のように消耗品さえ(もっと言えばエンジンオイルだけ)定期的に交換しておけば、1年中何もしないでも調子よく走れるというものではありません。この夏から秋にかけてのあいだでも、エアバイパススクリューとアイドルアジャスターを動かして、始動性がよくアイドリングが安定してなおかつ極低速エリアでもできるだけギクシャクしないところを捜したりしています。

車体側も店主初めての前後オーリンズ装着車両ということで、セッティングを変えては試乗して、できるだけ自分の思ったような動きができるように試行錯誤中です。

 

中古車は前オーナーのいじった形跡が新車にはないクセとして残っていたりしますが、それをひとつずつ手直しして少しずつ自分好みに換えていくのは、決して嫌な作業ではありません。段々とマシンとの距離が近づいて仲良くなっていく過程はとても楽しいものです。そして自分の思い通りに動かせるマシンになったとき、気候と道路状況がバッチリはまったりしたら、それはもう最高に楽しいライディングといえそうです。そんな日が1年に1日か2日でもあれば幸せだろうなぁ。