レース

レース · 2020/07/03
ちょっと前に買っていた『TZ本』にやっと目を通しました。私がその開発に携わったのは89年型3LCから。中でも最も思い入れが強いのは後方排気最終型の90年型3TCです。この本でも試乗を担当している難波恭司選手を開発の中心に据え、若き天才原田哲也に先行開発車両の1台を委ねて全日本を戦ったのでした。私は当時原田哲也が駆る先行開発車両のメカニックを担当しており、次期モデルに投入する開発パーツを実戦でテストしながらその性能や耐久性を検証していました。3TCは1990年西日本サーキットで初開催となった全日本ロードレースで、原田が全日本初優勝を飾った思い出のマシンでもあります。軽量コンパクトで整備性に優れ、地方選から全日本、世界グランプリまで多くのライダーに愛された1台でした。
レース · 2020/06/17
ロードレースをやっている人の会話の中にしばしば登場する言葉『〇〇秒が出た!』。ラップタイムというのはサーキットにおける速さを測るときに最もわかりやすい基準ですから、それをひとつの目安にして練習に励むのは当たり前です。レースの世界では8秒よりは7秒出した人の方がエライし、コースレコードホルダーなんて憧れの対象ですらあるでしょう。ただそれだけを追求すると迷路の入り込んでしまいかねません。